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パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法 |ジョエル バーカー

パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法
ジョエル バーカー
日経BP出版センター 刊
発売日 1995-04
価格:¥1,427(税込)
オススメ度:★★★★★




生きているだけで幸せな年になっても、新しいパラダイムを理解できる魂を 2006-12-09
 パラダイムを初学者にも分かるように、著者ジョエル・バーカーは、非常にていねいに書いている。初学者でない人が読んでも、先行研究に対する批判的な意見を読み取れる。これまでのパラダイムに関する研究があまりにも、科学史あるいは科学が扱う専門用語としていたのではないか。パラダイムとは、ルールと規範であるである。それらは、境界と行動を作ることになる。これを、読者の腑に落ちるように説明する。



 われわれは、世界を創造しない。世界は、発見され、理解されるのを待っている、とバーカーはいう(p.226)。異分野からの見るのも一種の「パラダイム・シフター」である(p.59-)。「アウトサイダー」は、シフトする資質を持っている。わが国が、昭和25年以降教えを受けたデミングは、統計学者だ。TQCで教えたことは、最善を追求せよ、だ。人間の魂の革命は、私たちの人生そのものを変えてしまう。二十世紀から受け継いだ最も重要なパラダイム・シフトは、TQCだといわれるようになるだろうとバーカーは言い切る。

 生産性は、騒音と汗によって測られる。命令系統が下に行くほど考える必要はなくなる。これらは、過去のルールか、今に働く環境のルールなのか。ご同輩よ、アイン・ランドに聞いたらよい。人間の魂を殺す最も簡単な方法は、つまらない仕事をやれと言うことである、と答えるだろう(p.152)。



 パラダイムの開拓者へのキーワード三点。1)理、2)とらわれ、3)信念。開拓者が、新しいルールに従おうとするとき、それは理にとらわれない瞬間である。パラダイム効果を理解し、将来を予見することで得られる正しい信念を持ち、新しいパラダイムに飛び込むことができる。これは、バーカーから教わらなくてもわれわれは、知っている。「心無礙無礙故」であり、「実践」であるといえよう。



 目次、章。索引なし。参考文献あり。ひもあり。




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この記事は2007/2/6に作成しました。


2007年02月06日 11:44