人生論・教訓

斎藤一人の百戦百勝 |小俣 貫太

斎藤一人の百戦百勝斎藤一人の百戦百勝
小俣 貫太
東洋経済新報社 刊
発売日 2003-02
価格:¥1,680(税込)
オススメ度:★★★★


???事業所得だけで9年連続長者番付ベスト10入りを果たしたという日本を代表する大金持ち、斎藤一人の言葉を、「自称」弟子である小俣貫太が解説した1冊。前著『斎藤一人のツキを呼ぶ言葉』と同じテイストで、斎藤一人の言葉を随時引用しながら、商売に必要な心得が語られている。
???斎藤一人のおもしろいところは、一見単なる精神論を語っているように思われる言葉が、じつは商売やお金のロジックと結びついている点。たとえば本書の後半には、「いいかい、どこかに一円玉が落ちていたら助けてあげるんだよ(中略)そうするとね、一円玉のお父さんが『子供を助けてくれて、ありがとうございました』とお礼を言いに来てくれる」という言葉があるが、これは金利やお金が増えるしくみを暗に意味している。また、「日本で最大の神様は『皆さまのおかげさま』」という言葉も、日本で商売をする際に忘れてはいけない、日本人の国民性を見事に言い表している。ほかにも、「10倍稼ごうと思ったら、10倍簡単にするんだよ」「素直ならほかの人の助けが自分の目方になる」など、日頃の仕事に生かせる教訓も、随所に見られる。経営者はもちろん、サラリーマンにとっても、商人のプライドと心意気に触れ、仕事への意気込みを新たにする、よいきっかけとなるだろう。(土井英司)

どんな職業の方でも学ぶ点は大きい一冊です。 2006-05-11
 「スリムドカン」等でお馴染みの銀座まるかんの創設者・齋藤一人さんの商売哲学を紹介した一冊です。類書には、一人さんご自身が書かれた本(『変な人の書いたツイてる話』、総合法令)や、商売のお弟子さんによる(『斎藤一人の不思議な魅力論』、柴村恵美子、PHP研究所)、取材者による『斉藤一人の絶対成功する千回の法則』、講談社)もあります。いずれの本でもそれぞれの目線から一人さんの魅力が語られていて、一読の価値があります。無論、重複する内容もあるのですが、例えるなら、同じ自然現象を理解するのに研究者の目線と写真家、登山者のそれが違うようなもので、それぞれの目線の違いが一人さんの哲学の理解を深めることになります。



 いくつか本文から抜粋して紹介しましょう。



 ・「雇っている人が特に何もしなくても育つ人は勝手に育つし、育たない人はいくら教えても育たない(P. 100)」・・・さらに「従業員を雇って指導してやろうなんて思っていると、必ず、指導しないと使えないようなのが来るんだよ(P. 99)」とも。これはとても腑に落ちる指摘です。



 ・「官僚の計画はこれからも当たらない。官僚や政治などに期待せず、商人は自分ががんばるしかない(P. 15)」・・・もっともです。仮に政治がよくても、あなたのお店が儲かる訳ではないですから。研究者も然りで、きちんと売れる研究を考えないといけませんね。



 ・「考えるのは一〇歩進むの。でも、実際には一歩しか進んじゃダメなの(P. 176)」・・・誰かが、「一歩先ではなく半歩先がよい」と指摘していましたが、本当にそうですね。一歩あるいは半歩がどの程度なのかを判断するうえでも、全体の流れを把握する力は物凄く大切です。



 すでに類書をおもちの方にもお勧めです。現在の日本は経済の時代(詳しくはラビ・バトラを参照)なので、どんな職業の方でも学ぶ点は大きいと思います。


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この記事は2006/10/21に作成しました。


2006年10月21日 23:40