人生論・教訓
仕事の思想―なぜ我々は働くのか |田坂 広志
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仕事の思想―なぜ我々は働くのか
田坂 広志
PHP研究所 刊
発売日 2003-09
価格:¥560(税込)
オススメ度:★★★★
仕事の真の報酬は、人としての成長である 2006-09-10
新聞の広告をみて、手に取った。
著者の田坂氏は日本総合研究所の創立メンバーとして著名。
ビジネス一辺倒ではなく、思想色の濃い経営論、経済論が特徴で、
ファンも多いと聞く。
本書はおそらく何かのセミナーをまとめたものだろう、
10回に渡って田坂氏の仕事への考え方=仕事の思想を説いている。
なぜ我々は働くのか。
この問い対する田坂氏の考えは以下のとおり。
一.仕事をするのは、生活の糧を得るためでもなければ、競争に勝つためでもない。
二.仕事の真の報酬は、仕事を通して得られる「人間としての成長」である。
三.仕事を通して成長する方法は二つある。
ひとつは、夢を持つこと。
もうひとつは、鏡をみること。自分の成長を映す鏡とは、上司であり、顧客である。
四.成長のゴールは「人間力」の完成である。人間力は深い観察と格闘で養われる。
深い観察とは、傍観者でなく、こころの痛みを知ること。
格闘とはぶつかり合いを恐れず、相手のこころと正対すること。
通常のビジネス書は、問題解決の即効性に重きをおくため、
個別の問題場面(たとえば折り合いの悪い上司との付き合い方、など)における 対処法、
具体的テクニックを教える。
本書はしかし、個別の対処法ではなく普遍的な価値、思想を求める。
ビジネス書でありながら、人生観、世界観を語っていて、宗教的香りが漂う。
その点が類書ともっとも異なる点である。
田坂氏は1951年生まれ、現在(2006年)55才。
本書は1999年の初版だから、執筆当時は48才。すでにして大僧侶の趣、である。
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この記事は2006/10/22に作成しました。
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2006年10月22日 22:54